INTERVIEW

豊かな地元の海を
次世代へ引き継ぎたい
◎いわき市漁業協同組合
久保木 克洋さん
村上さん:久保木さんのお家は、代々漁師さんなんですよね。克洋さんは何代目なんですか?
久保木さん:祖父の代から漁業を営んでいて、私で三代目です。小さい頃から父が船に乗っている姿を見て「自分も漁師になる」と思っていたので、水産系の高校を卒業してすぐ船に乗りました。
村上さん:おじい様やお父様の背中に憧れて漁師になったんですね。どんな漁をされているんですか?
久保木さん:底びき網漁です。うちは家族操業だから、船に乗って魚を獲るのが私の仕事、その魚を市場で選別したり売りにかけるのが、妻の仕事。そんな役割分担で漁をしています。深夜に出港して頑張った分だけ、家族の笑顔にも繋がる。それが励みになります。
村上さん:久保木さんも家族もかっこいい! そんな30年以上の漁師のキャリアの中で、大変だったことは何ですか?
久保木さん:やっぱり2011年の震災が一番ですね。3月11日はちょうど息子の卒業式だったんで、うちは船を出していなかったんです。津波警報が出たので船を沖に出さなくてはと港に向かったのですが、海辺の家が津波でパタンパタンと次々に倒れていくのを見て、慌てて車を捨てて高台へ逃げたんです。
村上さん:何より無事でよかったです。それで船は大丈夫だったんですか?
久保木さん:もうダメかと思っていたのですが、漁師仲間がうちの船が沖に出ていったと教えてくれたんです。奇跡的に係留していた綱が切れて、沖で漂流していた船を仲間が見つけてくれました。「ああよかった」それに尽きます。そんなに傷もなく、現在もこの昭政丸で漁に出ています。
村上さん:お仕事のほかに、ふくしまの漁業全体の活動もしているんですよね。
久保木さん:いわき市漁協青壮年部の部長を務めているので、東京や大阪で開催するシーフードショーでのブース出展など、「常磐もの」の美味しさや安全性をPRする活動をしています。福島の海は親潮と黒潮がぶつかる潮目の海で、そこで獲れる魚を「常磐もの」と言います。海流がぶつかる海だから魚種も豊富で、美味しい魚が獲れるんです。
村上さん:震災後は大変なことも多かったと思いますが、うれしかったことや新しく発見したことはありますか?
久保木さん:PR活動していて、こんなに応援してくれている人が多いとは思っていませんでした。「頑張ってね」と声をかけてもらうと、絶対復活できると信じて一生懸命やってきて、やっと今の状況までたどり着けたんだな、みんなに美味しい魚を届けたいなと改めて思えますね。
村上さん:今の時期にお勧めの魚は何ですか?
久保木さん:今の時期はヒラメです。常磐もののヒラメは肉厚で身が締まっていて、脂の乗りが抜群にいいですよ。癖のない魚なんで、お刺身、フライ、ムニエルどんな食べ方でも合いますが、私がお勧めするのは唐揚げです。身がフワフワになって甘味が増すんです。
村上さん:美味しそう ! そんな「常磐もの」のお魚をこれからも食べられるように、いわきや福島の漁業の将来に思うことはありますか?
久保木さん:漁業でも高齢化が進んでいて、若者が働きやすい環境を整えるため頑張っている最中です。若者が集まって、活気ある港になってくれればと思っています。実は息子もいわきに戻って、漁師になっています。4代目ですね。そんな子どもや孫の代までこの豊かな海を残すこと、それがこれからの大切な役目だと思っています。

MOVIE

ふくしま魅漁印 TVCM WEBver 30秒

ふくしま魅漁印 本編 WEBver 150秒

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漁の魅力たくさん伝えます!
村上 愛花(ムラカミ エリカ)
PLOFILE
村上 愛花(ムラカミ エリカ)

情報:2000年8月13日 しし座 A型 163cm 福島県出身
ジャンル: 女優・モデル・タレント
特技: ピアノ・英会話
趣味: コスメの成分を調べる
デビューのきっかけ: 雑誌「ViVi」専属モデルオーディション2018
芸歴: 【テレビ】王様戦隊キングオージャー/【CM】マクドナルド・マックシェイク/【キャンペーン】第25回参議院議員通常選挙福島県イメージモデル/【雑誌】ViVi(専属)
出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ)